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ART GALLERY OF GREATER VICTORIA「FROM GEISHA TO DIVA」The Kimono of Ichimaru(2014年6月27日〜10月19日)

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浅草の芸者として活躍し、のちに昭和を代表する歌姫となった「市丸」の、華麗な着物や鬘(かつら)、簪(かんざし)といった愛用の品々を紹介する展覧会がART GALLERY OF GREATER VICTORIA(カナダ・ブリティッシュコロンビア州)で開催されています。美しい容姿と天性の美声に加えて、芸道に精進し続けた彼女の足跡を垣間見ることができます。

市丸(本名:後藤満津江)は、明治39年(1906年)に岐阜県中津川市に生まれました。15歳前後で家を出て、浅間温泉の半玉(はんぎょく/芸者の見習い)となります。19歳で上京し、浅草の料亭藤田の女将にその才能を見出され、置屋(おきや/芸者のプロダクションのようなもの)一松屋のお抱え芸者となります。清元(きよもと)をはじめ、宮薗節(みやぞのぶし)や小唄の修練に努め、三味線の技術に磨きをかけていき、芸と洗練された美貌を持って、あっという間に売れっ子芸者となりました。所属していた浅草以外にも、柳橋、赤坂、新橋などの高級料亭でも引っ張りだこの毎日。彼女の人気と名声を妬む他の芸者にもひるまず、ひたすら唄い続け、その芸域を広げていきました。

1920年代後半から30年代にかけてラジオ放送とレコード産業が発展し、各レコード会社は競い合うようにして新たなスターを求め、花街を探し回りました。1927年に設立されたビクターレコードが市丸を獲得したのもこの頃です。歌手デビューして間もなく、『ちゃっきり節』、『濡れつばめ』、『峠三里』、『二つ灯籠』などのヒット曲を連発。とりわけ、故郷を流れる天竜川を舞台にした『天竜下れば』のメガヒットは、市丸の歌手としての地位を揺るぎないものにしました。
1997年に91歳で亡くなるまで、自身の公演と後進への指導を熱心に続けた生涯現役のひとでした。数々の苦境を乗り越え、芸に生きた彼女の功績は今なお色褪せる事はありません。

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「FROM GEISHA TO DIVA」The Kimono of Ichimaru

<会期>2014年6月27日〜10月19日
午前10時〜午後5時/日・祝のみ午後0時〜5時
<休館日>感謝祭(10月13日)のみ休館
<入館料>Adult $13, Senior/Student $11, Youth $2.50
<会場>ART GALLERY OF GREATER VICTORIA
(1040 Moss Street, Victoria, British Columbia, CANADA)
http://aggv.ca

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