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足立美術館 夏季特別展「竹内栖鳳と上村松園 京都の日本画家たちとともに」(2014年6月1日〜8月30日)

近代京都画壇を代表する竹内栖鳳の生誕150年と、その門下でもあり、美人画の粋を極めた上村松園の没後65年を記念する展覧会が、足立美術館(島根県安来市)で開催されます。
竹内栖鳳(1864-1942)は、東の横山大観と並ぶ京都画壇の重鎮です。円山四条派の伝統的写生を基本としながらも、洋画の写実性を取り入れ、常に新しい表現を模索しました。今展では、六曲一双の《雨霽》や、《江南春寺静》《五月晴》《宿鴨宿鴉》など、自由自在な技巧と洒脱なセンスを堪能することができます。また、栖鳳は後進の指導にも熱心で、多数の画家を指導しています。
上村松園(1875-1949)も、栖鳳に師事した一人です。女性初の文化勲章を受章し、名実ともに女性画家の第一人者となりました。今日にいたるまで他の追随を許さない、高い品位を備えた美人画を数多く残しています。今展では《牡丹雪》《待月》《楠公夫人》《娘深雪》を観ることができます。

 

待月
上村松園《待月》です。灯篭鬢の勝山髷の女が、両手を組んで欄干に肘を乗せ、雲間から出づる月を心待ちにする様子が描かれています。深縹色の夏の着物の下から、紅白の釘抜き繋ぎ模様の襦袢がうっすらと見えているのが瀟洒です。帯には流水と紅葉が描かれ、夏の風趣を演出し、簪(かんざし)と揃いの鼈甲の櫛は、向こう側が透けて見え、僅かにさした金泥が上品な光を放っています。落ち着いた色合いの画面の中に、ひっそりと佇むほの白い女の横顔は、臈長けてぼんじゃり(※)とし、未だ見ぬ月を待ちわびる物憂さを観る者に感じさせます。戦時下で描かれたとは思えぬほど清閑な空気が漂う作品です。(※「ぼんじゃり」…柔和なさま。おっとりしてやわらかなさま。)
他にも、榊原紫峰、橋本関雪、入江波光、村上華岳、今尾景年、山元春挙、西村五雲、菊池契月、西山翠嶂、土田麦僊、宇田荻邨、徳岡神泉、山口華楊といった、かつての京都画壇のスター達の作品が一堂に介しています。
同時開催の「大観の富士」(大観室)や、「川端龍子展」(小展示室)も、充実の内容となっていますので、皆さまにご覧頂きたいおすすめの展覧会です。

また、足立美術館は美しい日本庭園を持つことでも知られています。(「2013年日本庭園ランキング」で11年連続日本庭園日本一を獲得/The Journal of Japanese Gardening)借景が見事な枯山水庭をはじめとして、5万坪に及ぶ6つの庭園が四季折々に表情を変化させ、来館者を魅了しています。作品鑑賞とあわせてお楽しみ頂けること間違いなし!です。

◆招待券プレゼント◆
本展の招待ハガキを先着で10名様にプレゼント致します。
(1枚につき2名様ご招待)
応募期間:2014年6月1日(日)~6月20日(金)
ご応募の際は《お問い合わせフォーム》よりタイトルに【足立美術館招待券応募】と必ず明記の上、
・メールアドレス
・お名前
・ご住所
・お電話番号
をお送り下さいませ。
(個人情報保護方針に関しましてはこちらをご参照下さい)

 

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「竹内栖鳳と上村松園 京都の日本画家たちとともに」

<会期>2014年6月1日〜8月30日
午前9時〜午後5時半
<休館日>無休
<入館料>大人2,300円(1,900円)
大学生1,800円(1,500円)
高校生1,000円(800円)
小・中学生500円(400円)
※身体障害者手帳をお持ちの方、療育手帳をお持ちの方、
精神・知的障害者手帳をお持ちの方はご優待あり
<会場>足立美術館(島根県安来市古川町320)
TEL: 0854-28-7111
http://www.adachi-museum.or.jp

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