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大阪髙島屋7階グランドホール「きらめく日本画コレクション」(2014年4月2日〜4月14日)

大阪・中之島に数年後あたらしい美術館ができることを記念し、大阪髙島屋にて展覧会が開催されます。大阪新美術館建設準備室のコレクションを中心とした珠玉の日本画を大公開。大正から昭和初期にかけ、日本画が最も華やいだ時代の名作の数々が一堂に会します。
大阪画壇の主力作家である北野恒富や中村貞以、ともに大阪の美人画を牽引してきた島成園・木谷千種のほか、上村松園や中村大三郎といった、上方の美人画を代表する作家も集結し、出展作品はどれも見逃せないものばかり。以下で、ほんの一部をご紹介させて頂きます。

島成園≪祭りのよそおい≫

島成園≪祭りのよそおい≫。大阪の商家では、夏祭りの時期になると軒先に紋付の幔幕(まんまく)をさげる習慣がありました。祭りのためにお洒落をした少女達を描いた、一見すると“楽しく可愛らしい作品”に見えますが、右端の少女をご覧下さい。素足に草履、丈の短い質素な着物。ちょっと上目づかいで見つめる先には、床机へ腰掛ける3人の少女が。白足袋に塗りの下駄、肩上げした振袖からは襦袢がのぞき、大きな髪飾りが華やかさを添えています。子供の世界にも貧富の差は存在する…そんな現実を、独自の視点で描いた島成園は、大正から昭和初期にかけて大阪で活躍した女性画家です。男性が主流となっていた当時の美術界で、大阪の女性画家の勢いと実力、層の厚さを見せつけた中心的存在でした。

上村松園≪汐くみ≫

上村松園≪汐くみ≫。松園はこの画題について次のように述懐しています。
「『汐くみ』は私としては相當に苦心を費やし、努力を拂(はら)うた作品でございます。…中略…斯(か)ういふ畫はどちらかと云ひますと損な畫で、所謂新らしい様式のものではございません。…中略…この古い様式の畫を、私ども位ひが守つて居りませんと、新しい畫流行の現代では、誰も斯う云ふものを描く人がなくなつて、やがて美人畫は跡を断つに至るだらうと思います。」(「汐くみ」の画に就いて/大毎美術/大正12年)
能の「松風」の趣向を取り入れた日本舞踊「汐汲」を、浮世絵の様式を用いて描くという、古典芸能と美に精通した松園ならではの作品です。汐汲み桶には松を描いて松風を暗示し、白い素足と波の文様の着物で海女を表現。褄を取る所作も優美です。

その他にも数多くの秀作がお目見えします。この機会にぜひご覧下さいませ。

 

◆招待券プレゼント◆
本展の招待券を抽選で10名様にプレゼント致します。
応募期間:2014年3月17日(月)〜31日(月)
ご応募の際は<お問い合わせフォーム>よりタイトルに【きらめく日本画コレクション招待券応募】と明記の上、

・メールアドレス
・お名前
・ご住所
・お電話番号
をお送り下さいませ。
なお、当選結果は招待券のご発送をもってかえさせて頂きます。
(個人情報保護方針に関しましてはこちらをご参照下さい)

 

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きらめく日本画コレクション

<会期>2014年4月2日(水)〜14日(月)
午前10時〜午後7時30分(8時閉場)
※最終日は午後4時30分まで(5時閉場)

<入場料>一般800円(600円) 大学・高校生600円(400円)
中学生以下無料
※( )内は前売り及び10名以上の団体割引料金

<会場>大阪髙島屋7階グランドホール
(大阪府大阪市中央区難波5−1−5)
http://www.takashimaya.co.jp/osaka/index.html

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